わきがの原因や予防、手術などの治療法について説明しています。また、最新のわきが対策についてもお伝えします。
わきがとは、わきの部分から特有のすえたような臭いがする症状のことをいいます。臭汗症・腋臭症とも呼ばれています。わきが独特の臭いは、アポクリン汗腺からでる汗が原因です。わきがは病気ではなく、体質です。わきが体質は両親や祖父母から受け継いだ優性遺伝といわれています。わきが体質を改善させる治療法としては、内的な治療法と外的な治療法があります。内的な治療方法としては、食事療法があります。脂質の高い食事を控えて、菜食中心に変えることで、多少の治療効果はあるようです。漢方薬でわきがを治療する方法もあります。注意点としては自分の体質に合った漢方薬を一定期間続けて服用しないと効果はでません。漢方薬を服用する際は、専門家に自分の体質に合った漢方を処方してもらうことが重要です。軽い症状であれば、常にわきを清潔にし、市販の制汗スプレーなどを使用して汗を予防するのが効果的です。内的な治療を施しても、症状が変わらない場合は、外的な治療方法、つまり手術が効果的です。わきがの原因となるアポクリン汗腺を手術で取り除くのです。手術自体は局所麻酔でOKなので、入院する必要はありませんが、手術直後には出血予防の為にわきを圧迫することや、化膿しない為の処置を受ける必要はあります。ただ、治療効果には個人差がありますので、手術する際は十分に医師の説明を聞いて確認しましょう。
わきが予防は規則正しい日常生活を送ることが一番です。まずは食生活を見直してみましょう。わきがの原因であるアポクリン腺から分泌される汗には、脂質とたんぱく質が含まれています。肉などの動物性たんぱく質中心の脂質の多い食生活を続けると、アポクリン腺の活動が活発になり、わきが臭も強まります。つまり脂質と動物性たんぱく質を含んだ食品を取りすぎないことがわきが予防になりますが、まったく肉を食べないのも健康上好ましくありませんね。適度な脂肪摂取は体にとって必要です。大切なのは栄養が偏ることなく、野菜を中心に肉や魚をバランスよく取り入れた食生活を心がけることが大切ですね。そして、わきが予防として有効なのは、基本ですが、常に体を清潔に保つことです。
出かける前や、帰宅後は必ずシャワーや入浴を心がけましょう。薬用石鹸などの除菌効果の高い石鹸を仕様するのも効果的です。よく泡立てて使うと洗浄力もアップします。制汗スプレーで汗を抑えるのも効果的です。そしてメンタル的な部分になりますが、日常生活でストレスを溜めないこともわきが予防に効果的です。ストレスは汗腺類の働きを活発化させます。日頃からストレスを上手に発散させて、ストレスフルな生活を目指してみてはいかがでしょうか?結論としてわきが予防は基本的ですが、野菜中心のバランスのとれた食生活と規則正しい睡眠を心がけることが効果的といえますね。
日本人にわきがの人は、そんなに多くは存在しません。そのためにわきがのにおいをさせている人はすぐに分かりやすくなっています。わきがは汗を抑え、清潔にしていることでにおい対策ができます。重症の人でなければ、この程度の対策で大丈夫です。わきがの人の汗も特徴があります。含まれている成分には糖質、アンモニア、脂質などのにおいのもとになりやすいものになっています。ほかに鉄分やタンパク質も含まれ、粘りのある汗となります。粘りがあることでシミもつきやすくなっているのが分かります。そこに皮脂線から出る脂が混ざるとさらににおいがひどくなります。そしてエクリン腺から出る汗がアポクリン腺、皮脂線からの汗を広げています。これらの汗が雑菌と混ざると悪臭がしてきます。
わきがの人の汗は特徴があります。そのままにしておくと雑菌が繁殖しやすい環境になっています。においがしない人に比べ、不潔になりやすい状態になっているのです。わきがの人のアポクリン腺の数は約3倍です。清潔にしている頻度もわきがではない人に比べ、3倍かそれ以上にしたほうがいいでしょう。服についてしまったわきがのにおいはとれることがありません。洗濯をしてもついたままになってしまいます。汗を抑えることが重要になっているのです。
わきが体質の人はほかの人とは違う点がいくつかあります。体臭にも大きく影響しやすくなっている部分もあります。においがするという指摘はしにくいものです。まわりの人にいわれるよりも、自分で対策をとったほうが得策です。自分でできるわきがチェックをしてみるといいでしょう。分かりやすいものでは、耳垢が湿っている、汗で服が黄ばむ、毛深いです。 耳垢が湿っているのは耳のなかにもアポクリン腺があるためです。黄ばんでしまうのは汗の成分のせいです。そしてわきがの人は毛深い人が多いことでも知られています。
毛が太く濃い人は気をつけてください。ほかにワキの下の皮膚が濃い、靴下や靴がくさい。乳製品や肉類が好きで脂性、ストレスがあるなどです。においが強いのは肉類や乳製品などの食事のせいです。汗の分泌が多く雑菌が繁殖しやすいために足もにおいが強くなっています。そしてストレスはわきがや体臭を強くしてしまうのです。アルコールやタバコもにおいを強くするものになっています。 家族にわきがの人がいたり、自分もにおいを指摘されたことがある人は要注意です。わきがの可能性があります。これらすべてに該当しなくても4つ以上該当したものがあったら、わきがだと思ってもいいでしょう。
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